【関西名門ゴルフ場】有馬ロイヤルノーブルコース|ロバート・ボン・へギー設計の光と影が織りなす美しい18H

有馬ロイヤルゴルフクラブのコース分岐点に設置された、木製の標識。左が「ROYAL COURSE (ロイヤル)」のOUT/IN、右が今回予約した「NOBLE COURSE (ノーブル)」を指している。 ゴルフ場探訪
有馬ロイヤルゴルフクラブ。ロイヤルコース(OUT/IN)と、ノーブルコース(右)への分岐点。今回の舞台はノーブル。

「いつかは関西の名門コースを回ってみたい。でも、メンバーの紹介がないと予約できないのでは……?」

そう思っているゴルファーの方も多いのではないでしょうか。
兵庫県には、廣野ゴルフ倶楽部や鳴尾ゴルフ倶楽部、茨木カンツリー倶楽部といった「関西御三家」をはじめ、格式の高い完全メンバーシップのコースが数多く存在しています。

しかし、そんな関西の名門の中でも、ビジターがネットで手軽に予約し、その真髄を味わえるゴルフコースがあります。それが、2027年に関西オープンの舞台となることが決定した「有馬ロイヤルゴルフクラブ(ノーブルコース)」です。

有馬ロイヤルゴルフクラブ ノーブルコースに設置された「第92回関西オープンゴルフ選手権 2027年5月開催」と記された大きな看板。
2027年5月、ここノーブルコースで第92回関西オープンが開催される。名門の歴史に新たな1ページが刻まれる瞬間に期待が膨らむ。

今回は、ベストスコア76の筆者が、楽天GORAで実際に予約して体験したノーブルコースの圧倒的な戦略性と、名門ならではのホスピタリティを詳しくレビューします。

それでは、「光と影の魔術師」が仕掛けた18ホールの罠。その魅力と攻略のポイントを紐解いていきましょう。

1. 設計者ロバート・ボン・ヘギーの「光と影」

ノーブルコースの設計は、「光と影の魔術師」の異名を持つロバート・ボン・ヘギー氏。 彼が手がけたコースは、ホウライCCや西那須野CCなど一度は耳にしたことがある名コースばかり。それらのコースに共通しているのは、マウンドやバンカーの配置の妙。地形の起伏が生み出すコントラストにより、コースに独特のメリハリと立体感が生まれ、まさに魔術師の名にふさわしい造形美です。

ロバート・ボン・ヘギーが描く「光と影」の造形美にも圧倒されますが、同じく海外の名匠が手がけた関西の難コースとして名高いのが「パインレークゴルフクラブ」です。

パインレークGCは、リスク&リワードでお馴染みのロバート・トレント・ジョーンズ・Jr氏の設計。
有馬ロイヤルとはまた違った質の緊張感が味わえます。

2. 大阪市内から1時間の好アクセス

  • 車: 大阪市内から約1時間と、週末のラウンドに最適な距離。
  • 電車: 三田駅からクラブバスが運行。マイカーがなくても名門の門を叩けるのは、現代のゴルファーには嬉しいポイント。

3. ノーブルコースを堪能するための3つのポイント

実際にラウンドして感じた魅力を3つに分けて紹介します。

① 「ビジター」ではなく「ゲスト」として扱うホスピタリティ

有馬ロイヤルでは、メンバーではないプレーヤーを「ビジター」ではなく「ゲスト」として迎えてくれます。 到着時のバッグ預かりから、チェックイン、レストラン、さらには浴場に至るまで。すべてのスタッフが笑顔で丁寧に接してくれるのが印象的です。ホームコースではないのに、どこか「帰ってきた」ような心地よさを感じる、不思議で上質な体験でした。

② コースの一部と見紛う「開放的な練習場」

有馬ロイヤルゴルフクラブ ノーブルコースの、広大でネットがない開放的なゴルフ練習場。遠くにバンカーや目標のフラッグが見える。
ネットが一切ない、圧倒的な開放感。コースの一部と見紛うロケーションで、ラウンド前にお腹いっぱいになる。

練習場へはカートで移動しますが、その広さと開放感には圧倒されます。 練習場につきものの「ネット」の圧迫感が一切なく、まるでコースの1ホールのような景色。チッピングエリアも完備されており、ラウンド前にお腹いっぱいになるほど練習に没頭できます。

③ 唸るほどの戦略性

グリーンは小さく、うねりがある。池とバンカーがもたらすプレッシャーは相当。 しかし、「難しいのに、なぜか楽しい」。そう思わせる絶妙なセッティングが光ります。

名門コースは不思議と、この「難しくて楽しい」という感覚になることが多いです。笑
もちろんパインレークGCも「難しくて楽しい」コースです。


攻略すべきピックアップ2ホール

■3H PAR3:池と傾斜の罠 ティーイングエリアに立つと、池の圧倒的な存在感に気圧されそうになります。 グリーンの奥はバンカーで、そこから池に向かって傾斜しており、奥からのアプローチは極めてシビア。残念ながら、同伴者は奥のバンカーから池にボールを落としてしまった。

有馬ロイヤルゴルフクラブ ノーブルコース3番ホールのパー3。手前に広大な池があり、グリーンの奥には複数のバンカー、左手には深い森が広がる戦略的な景色。
3番PAR3。池の圧迫感もさることながら、奥のバンカーは「絶対に入れてはいけない」地獄。手前から攻める勇気が試される。

■18H PAR5:バンカーが連なる最終章 左ドッグレッグで、ティーからはグリーンが見えません。 視界に飛び込んでくるのは、波打つように連なるバンカー。

有馬ロイヤルゴルフクラブ ノーブルコース18番ホールのパー5。ティーイングエリアから、連なるマウンドと多数の白いバンカー、右手の崖、遠くのグリーンへと続く戦略的な景色。
最終18番PAR5。連なるバンカー群と、右手の崖がプレッシャーを与える。ベストスコア76のマネジメントが試される、ドラマチックなフィニッシュ。

右のバンカーは距離が残るため避けたいところ。


なんとか、バンカーには入れずにセカンド地点に向かうと、
洋風なデザインの中に、和を感じさせる松が美しく調和しており、思わず目を奪われる。

有馬ロイヤルゴルフクラブ ノーブルコース18番ホール。手前に砂模様が美しい大きなバンカー、その奥に威風堂々とした松の木が一本立ち、さらに奥には深い松林が続く戦略的な景色。
18番、洋風な造りの中に突如現れる「和」の風景。バンカーと松の調和が美しいが、捕まれば一気にピンチへ。

2打目以降は左側の抉れた崖を警戒しつつ、グリーンを目指す。辿り着いたグリーンから今歩んできた道を見返すと、攻略の達成感が込み上げてきます。

まとめ:兵庫の名門を「自分へのご褒美」に

有馬ロイヤルゴルフクラブ・ノーブルコース。

戦略性の高さとホスピタリティの深さ、どれをとっても一級品。 「また来たい」——そう心から思わせてくれる、格別の18ホールでした。

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