「いつかは関西の名門コースを回ってみたい。でも、メンバーの紹介がないと予約できないのでは……?」
そう思っているゴルファーの方も多いのではないでしょうか。
兵庫県には、廣野ゴルフ倶楽部や鳴尾ゴルフ倶楽部、茨木カンツリー倶楽部といった「関西御三家」をはじめ、格式の高い完全メンバーシップのコースが数多く存在しています。
しかし、そんな関西の名門の中でも、ビジターがネットで手軽に予約し、その真髄を味わえるゴルフコースがあります。
今回は、兵庫県三木市吉川町にある「花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース」を詳しくご紹介します。
花屋敷ゴルフ倶楽部とは:名前の由来と歴史
花屋敷ゴルフ倶楽部には、「よかわコース」と「ひろのコース」の2コースがあり、それぞれ離れた場所に独立して存在しています。
まずは、少し珍しい「花屋敷」という名前の由来から。 開場当初、このゴルフ場は兵庫県川西市の「花屋敷」という場所にありました。その後、現在の場所へコースを移転したのですが、名前だけがそのまま残ったという経緯があります。
移転後も旧地名が名前に残っている例としては、名門・鳴尾ゴルフ倶楽部も同様ですね。歴史の重みを感じさせるエピソードです。
巨匠・上田治が設計した名コース
設計を手掛けたのは、ゴルフ設計界の巨匠・上田治氏。 「東の井上(井上誠一)、西の上田」と並び称される、日本ゴルフ界の超有名人です。
上田氏の設計の特徴といえば、砲台グリーンと、深く切り立ったアリソンバンカー。よかわコースでも、その片鱗を随所に感じることができます。
また、女子プロトーナメント「スタジオアリス女子オープン」の舞台として長年愛されてきたコースでもあり、戦略性の高さはお墨付きです。
ベスト76の筆者が語る「攻略のメモラビリティホール」
今回は、楽天GORAで実際に予約して体験した「よかわコース」の印象的なホールをレビューします。
【1番ホール】1日の流れを決める「打ち下ろしの洗礼」

スタートの1番は、強烈な打ち下ろしのパー4。右手に池が広がり、フェアウェイも決して広くありません。ティーグラウンドに立つと、かなりのプレッシャーを感じます。多くのプレーヤーは無理をせず、池の手前に刻む選択をするでしょう。
しかし、そこからグリーンまではまだ距離があり、しかもターゲットは砲台グリーン。ラッキーで乗るような甘いシチュエーションではありません。

私はおとなしくレイアップし、なんとかボギーオンに成功。

グリーンから振り返ると、その高低差に驚かされます。トーナメントでも、ここでパーが取れるかどうかがスコアを左右したと言われる、スリリングなホールです。
【18番ホール】テレビでお馴染みの名物グリーン

18番は、トーナメント中継で記憶に残っている方も多いはず。 2打目が池越えとなるパー4で、1打目をしっかり距離を出しておかないと、2打目が非常に苦しくなります。

グリーン付近まで運び、橋を渡ると「テレビで見たことのあるあの看板」が。思わず写真を撮りたくなるスポットです。

背後にそびえるレストラン棟の独特な建築美も、よかわコースならではの景観。プロのように「動く歩道」でホールアウトしてみたかったですが、現在は使用不可となっていました。
プレーを支える充実の施設
練習場:アプローチ練習場が秀逸

打ちっぱなしとアプローチ練習場が併設されています。 スタート室でカードを購入し少し歩くと、非常に開放的な練習場が広がっています。当日のプレーヤーでなくても利用できるため、練習のみで訪れる熱心な方もいらっしゃいました。
特に左側のアプローチ・バンカー練習場は充実しています。 ※ボールの持ち込みは禁止なので、打ちっぱなしのボールを使用しましょう。
レストラン:名門の味「アラスカ」
食事は、名門ゴルフ場のレストランを多く手掛ける「アラスカ」さんが入っています。

今回は、名物「肉うどん」をいただきました。お肉がたっぷりと入っており、味・ボリュームともに大満足。アラスカさんの食事にハズレはありません。
心温まるホスピタリティ
「名門」と聞くと、どこかピリッとした緊張感を想像しがちですが、ここは違います。スタッフの皆さんは、近所のおじちゃんやおばちゃんのようにフランクで温かい接客をしてくれます。
トーナメントコースという格式を持ちながら、肩肘張らずに一日を過ごせる。この「居心地の良さ」こそが、花屋敷の最大の魅力かもしれません。
兵庫の名門を「自分へのご褒美」に
花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース。 戦略的な上田治氏のデザインに挑み、美味しい食事を楽しみ、温かいおもてなしに癒される。
「また来たい」——そう心から思わせてくれる、格別の18ホールでした。 次の週末、自分へのご褒美に名門の風を感じてみてはいかがでしょうか。




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