名門コースの思い出を“飾る”という楽しみ
名門ゴルフ場を訪れるたびに探すものがある。
そう——それは「マーク入りのボール」である。
クラブの象徴ともいえるマーク、いわば“家紋”のような存在が刻まれたボールを手に取るたびに、そのコースの歴史や空気までもが蘇る気がする。名門の門をくぐり、ようやく手にしたそのボールには、プレーの記念だけでなく、「あの日の風」や「一緒に回った仲間の笑顔」までが詰まっているのだ。
気がつけば、そんなマーク入りボールがケースの中やバッグの奥で眠っている——。それではもったいない。せっかくなら、“見て楽しめるコレクション”にしたい。
マーク入りボールのDIYディスプレイを楽しもう
そんな思いから始めたのが、マーク入りボールのDIYディスプレイ。机の隅やベッドサイド、玄関にひとつ飾るだけで、そこは自分だけの“小さなゴルフギャラリー”になる。
完成品イメージ|小さなゴルフギャラリー
こちらが完成したディスプレイの一例。透明のケースに芝生調のシートを敷き、マーク入りボールとマーカーを並べただけだが、どこか温かみがあり、プレーの記憶をそっと飾るような雰囲気を演出してくれる。
光の当たり方や背景を変えるだけで、まるでショップの展示のような上品な空間に。お気に入りのコースのマークが並ぶと、それだけで「自分だけのゴルフギャラリー」が完成する。

材料と準備

- マーク入りボール
- マーカー
- ディスプレイケース(ゴルフボール用)
- 芝生調シート(両面テープ付き)
- グルーガン(なければ木工用ボンドで代用可能)
- ハサミ
- ボールペン
ポイントは「ボールが主役」。ケースはシンプルなデザインを選ぶと、マークの存在感がより際立ちます。ボールとマーカー、ディスプレイケース以外は、100円ショップやホームセンターでも十分揃います。
制作手順
1.芝生調シートのカット

こちらはセリアで購入した芝生調シートです。ボールを置いて撮影すると、本物の芝生のような質感に見えます。裏面はシール状になっているため、ディスプレイケースへの貼り付けも簡単です。

こちらをディスプレイケースの台座のサイズに合わせてカットします。
台座のサイズに合わせてシートをカットします。きっちり仕上げたい場合は定規で採寸しますが、私は台座をシートに当て、ボールペンで印をつけてからハサミでカットしています。笑



ジャストサイズでカットできました。
2.ボール用の穴あけ
芝生調シートがカットできたら、次はボールを置く部分の穴を開けます。
ディスプレイケースの台座をみると、ボールが転がらないように真ん中に窪みがあります。
この窪みと接する部分の芝生調シートをくり抜きボールを安定して置けるようにします。

こちらも採寸してやるのが丁寧なのですが、私はシートを台座に押し付け窪みの跡がシートに残るようにし、跡がついた部分をカットしています。


真ん中にうっすら丸い跡が残っているのが分かるでしょうか?

この跡をボールペンでなぞって、カットするときの目印にします。

半分に折って、先ほどつけた線に沿ってハサミで切ります。

綺麗にカットできました。
3.台座に芝生調シートを貼り付ける
穴を開けた芝生調シートを台座に貼り付けます。
芝生調シートの裏面はシールになっているので、薄紙を剥がし、穴と窪みを合わせて貼り付けます。


4.ボールとマーカーの配置
グルーガンを使用して接着します。
接着の前にボールを仮置きして、位置決めを行います。
マークは真横ではなく、赤道より少し上よりにある方が美しいです。

位置が決まったらグルーガンを使い、グルーを台座の窪みに流し込みます。
コーヒー豆ぐらい流し込めば安定して、ボールを固定できます。


先ほど仮置きしたイメージで、素早くボールを台座にセットします。

マーカーも同様に仮置きして、位置を決めておきます。
裏側から下部にたっぷりグルーをつけます。
そのまま、先ほどの位置決めした箇所に配置し、上から少し抑えます。
すぐにグルーが硬化して固定が完了します。
多くつけすぎると表側からグルーが見えるので、そこはええ塩梅を探ってください。笑
失敗しても何度でもチャレンジできるので、気楽に作業してください。


ボールとマーカーが固定されました。
5.完成

アクリルの蓋を被せて、完成です。
まとめ|自分だけの小さなゴルフギャラリー
名門ゴルフ場で手に入れたマーク入りボールは、ただの記念品ではなく、思い出や空気まで詰まった宝物。今回紹介したDIYディスプレイなら、手軽に“見て楽しめるコレクション”として飾ることができます。
シンプルなケースと芝生調シートを組み合わせるだけで、高級感を纏ったアート作品になります。そして、それを飾れば小さなギャラリーのような空間が完成します。
机や玄関に置いて、ゴルフをそばに感じてみませんか。



コメント