JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部探訪記|クラブハウスを出た瞬間から異世界の景色が広がるリンクスコース

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導入

広島県笠岡市に位置する「JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部」は、1991年(平成3年)に開場したコースです。設計は日本を代表する名匠・加藤俊輔。
瀬戸内海を埋め立てて造成された広大な敷地に誕生したこのクラブは、国内でも珍しい本格的なリンクスコース。開放感ある景観と高い戦略性を兼ね備え、男子プロツアー「〜全英への道〜ミズノオープン」の舞台としても数々の名勝負を生み出してきました。

予約方法と特別サービスデー

予約は以下の方法で可能です:
・公式サイトの予約ページ
・ゴルフ予約サイト(GDO・楽天GORAなど)
予約はプレー予定日の3か月前から受付となっています。

「特別サービスデー」が設定されており、この日が最もお得にプレーできる日です。
特別サービスデーは楽天GORAやGDOでも同様に安くなるため、まずは公式HPで日程を確認するのが最も確実です。

コースの特徴

埋め立て地という立地ゆえにコースは全体的にフラットですが、加藤俊輔の設計により、随所にアンジュレーションやバンカーが巧みに配置されています。
さらに、常に吹き抜ける瀬戸内海の風は日ごとに強さや向きを変え、攻略ルートを一変させます。

加えて、埋め立て地特有の地盤変化により、同じホールでも年ごとに表情が異なると言われます。「毎年少しずつコースの表情が変わる」と評されるのも、このクラブならではの魅力。

遮るものがなく全てのホールが見渡せる

印象的なホール

18番ホール(パー4)
クラブハウスへと続くフィニッシングホールは、このクラブの象徴です。
左サイドには湖が広がり、岸辺には岩石が点在して視覚的なプレッシャーを与えます。一方、右サイドにはポットバンカーが配置され、捕まると致命的なスコアの崩れにつながります。

フェアウェイの攻略ルートと風の読みが勝負を分け、ミズノオープンでも数々のドラマを演出してきたこのホールは、挑戦者の記憶に深く刻まれるラストステージです。

18番ホールティーグラウンドからの景色。左の湖と右サイドのポットバンカーが攻略のポイント。
ホール右サイドで口を開けているポットバンカー
奥の淵に止まってしまうと後ろに出さないといけなくなることも。

クラブハウスと食事

レストランは明るく開放感のある造りで、コースを眺めながらゆったり食事ができます。
プレーの合間、ハーフターンでいただいたのは台湾まぜそば。
香ばしい肉味噌が麺に絡み、ニンニクのパンチが食欲を刺激します。山椒がほのかに香り、後味に爽やかなアクセントを添えていました。

ニンニクは抜きも可能なので、午後のプレーを控える人にも配慮されています。
卵黄を絡めれば、肉味噌のコクとスパイスの香りがまろやかに調和し、最後まで箸が止まらない美味しさ。
定番の海鮮丼や牡蠣フライといった地元食材を使った人気メニューも揃っています。

ハーフターンで楽しんだ台湾まぜそば。肉味噌と山椒の香りが食欲をそそる。

オリジナルグッズ

ショップには、クラブロゴ入りのゴルフボールが販売されています。名門コースを訪れるたびに、「このコースにはマーク入りボールがあるかな?」とワクワクしながらチェックするのが、私の楽しみです。

コレクションとDIYディスプレイ

手に入れたボールや、ラウンド時に無料でもらえるマーカーも、立派なコレクションになります。

  • ボールはディスプレイケースに並べて、ラウンドの思い出を一目で楽しめるコレクションに
  • マーカーは額に入れて飾ると、さりげなくインテリアとしても映えます

少し手を加えるだけで、まるで自分だけの“ゴルフ記念館”ができたかのようなワクワク感。マーク入りボールやマーカーを手に入れた際には、ぜひ挑戦してみてください。

アクセス

JR大門駅から約6km(タクシーで約10分)。笠岡駅や福山駅からも車で20〜30分とアクセス良好です。

関西方面からのアクセスも便利で、例えば新大阪駅から6:50発の「さくら」に乗車すると、8:30頃に大門駅に到着。駅からクラブまでの移動もタクシーで約10分とスムーズです。

重いゴルフバッグを持参する場合は、宅急便を利用してゴルフ場に送る方法も便利です(詳細はこちらの記事を参照)。

まとめ

JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は、埋め立て地ならではの独特な環境と、加藤俊輔設計の戦略性が融合したリンクスコース。
海風が織りなすダイナミックな変化、18番ホールの象徴的な締めくくり、アクセスの良さ。
さらに、ハーフターンで楽しめる台湾まぜそばや地元食材を使ったレストランメニューもあり、プレー前後の楽しみも充実しています。

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