大山ゴルフ倶楽部探訪記|大山と赤松の神々しさに包まれる名門コース

course

はじめに

「西の軽井沢を目指し伯耆富士・大山山麓に展開する上田治の傑作」――引用書籍『美しい日本のゴルフコース』(ゴルフダイジェスト社)

鳥取県・伯耆町にある「大山ゴルフ倶楽部」は、名匠・上田治氏による設計で、西日本屈指の名門コースです。
大山と赤松による神々しい空間でプレーできるこのクラブを訪問し、実際にラウンドした感想をまとめました。

大山ゴルフ倶楽部の概要

  • 所在地:鳥取県西伯郡伯耆町小林6
  • 開場:1970年(昭和45年)
  • 設計:上田治
  • ホール数:18ホール、パー72
  • 距離:7,054ヤード
  • 特徴:赤松林と雑木に囲まれた丘陵コース。大山や日本海を望める絶景設計。

アクセスは米子自動車道・溝口ICから約10分と便利で、遠方からのゴルファーも訪れやすい立地です。
関西方面から訪れる場合は、宿泊を伴うラウンドがおすすめです。朝ゆっくり出発でき、ラウンド後も余裕を持って帰路につけます。

予約方法

大山ゴルフ倶楽部は名門コースですが、各種予約サイトからの予約が可能です。

  • ゴルフ場公式サイト
  • じゃらんゴルフ、GDO、楽天GORA など主要予約サイト

遠方からのゴルファーもアクセスしやすく、名門コースながら気軽に訪れることができる点も魅力です。

コースの特徴と印象

フェアウェイと戦略性

フェアウェイは広めですが、赤松や雑木でセパレートされており、方向性と距離感の両方が求められます。
無理に飛ばすよりも、確実に次打を狙える位置へ置くマネジメントが重要であると感じました。

大山と日本海を望む景観

大山の雄姿や遠く日本海を眺められる絶景が魅力です。
大山と赤松による神々しい空間は圧巻で、プレー中も思わず見惚れてしまいました。

グリーン周りの難しさ

受けグリーンが多く、一見やさしそうに見えますが、傾斜と芝目の影響でライン読みは難しい印象でした。
アプローチ精度がスコアを大きく左右します。

クラブハウスの魅力とランチ体験

大山ゴルフ倶楽部のクラブハウスは、山小屋風の温かみのあるデザインが印象的です。
重厚感よりも居心地の良さを重視した造りで、訪れるだけで心が落ち着く空間です。

この日いただいた 冷奴御膳 は、地元の絹ごし豆腐を一丁まるごと使用した冷奴が主役。
小鉢やお味噌汁、ご飯もしっかり付いており、ボリューム満点で午後のラウンドに向けて程よく満たされる一方、重すぎず食べやすいのが嬉しいポイントでした。

また、大山の近くの蒜山エリアではラムが有名ということでランチメニューにもラム肉を使用したメニューがありました。

クラブハウスの温かい雰囲気と、満足感ある食事が合わさり、ただプレーするだけでは味わえない大山ならではの体験。
訪れる価値をぐっと高めてくれるポイントです。

実際にラウンドしてみて

大山ゴルフ倶楽部には印象的なホールがいくつもありますが、特に 1番、18番 は記憶に残りました。

1番ホール

スタートホールはやや打ち下ろしのミドルホールで、フェアウェイの幅は広め。
左右に立つ樹齢のある赤松は神々しい存在感を放ち、ラウンドの始まりに特別な空気感を添えています。毎回、このティーグラウンドに立つと神々しい気持ちになります。


このホールは、距離は短く、セカンドショットは、100ヤード程度になりますが、グリーンのアンジュレーションもあり、気が抜けないホールです。

始まりのホール、パーをとって勢いをつけたいところです。

18番ホール

打ち上げのパー5。
最後まで気を抜けない設計ですが、目の前に広がる大山の景観に圧倒されるホール。
ラウンドの締めくくりとして、戦略性と景観美が両立した印象的なフィナーレです。

コースメンテナンスも良好で、グリーンの転がりは素直ながらもスピード感があります。
風向きによって難易度が大きく変わるため、シーズンごとの表情も楽しめそうです。

まとめ

大山ゴルフ倶楽部は「雄大な景色」「戦略性」「名門らしい雰囲気」が揃ったコースで、ラウンド自体が旅の大きな目的になる場所です。
クラブハウスの山小屋風デザインと、魅力的なランチが、訪問体験をさらに特別なものにしています。

名門コースながら各種予約サイトから予約できるため、遠方のゴルファーもスムーズに訪問可能です。
関西からの遠征の場合は、宿泊ラウンドがおすすめ。朝ゆっくり出発でき、ラウンド後も余裕を持って帰路につけます。
西日本でプレーしたい名門コースのひとつとして、自信を持っておすすめできます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました