はじめに
クラブハウスで浮かず、旅行や普段でも持てるゴルフバッグを探している人へ。
長く探し続けて見つけたのは、オールドコーチのボストン。
その魅力を、実体験とともに紹介します。

バッグ選びは、いつも少し難しい。
ゴルフに行くときのバッグ。
それは、長いあいだ“これだ”と思えるものを探し続けてきたアイテムだった。
クラブハウスで浮かず、街にも馴染む。
機能的で、でも少し洒落ている。
そんな理想を満たすバッグを追いかけてきて、ようやく出会ったのがオールドコーチのボストンだ。

ゴルフブランドのナイロンバッグは、軽くて便利。
でも、“ゴルフします!”という空気が出すぎてる。
バッグブランドのトートやリュックにも手を出したけれど、どれも決め手に欠けた。
形も素材も、あと一歩。
蟻地獄とは、まさにこのことだと思う。
古着屋で見つけた、ひとつの答え。
そんなある日、古着屋で目に留まったのがオールドコーチのボストンバッグだった。
厚みのあるレザー、シンプルなデザイン、柔らかく経年した質感。
その佇まいに惹かれ、フリマアプリで状態のいいものを探した。
見つけた瞬間、迷わず購入ボタンを押した。
オールドコーチは、アメリカ製の「グラブタンレザー」を使って丁寧に仕立てられている。
これは、野球のグローブのように柔らかく丈夫で、手に吸いつくような感触が特徴の革。
厚みがありながらしなやかで、使うほどに艶と深みを増していく。
いまの大量生産のバッグにはない“静かな存在感”がある。

届いたバッグは想像以上に落ち着いていて、
クラブハウスに置いても、街で持っても自然に馴染む。
「ゴルフバッグ」というより、
“自分のスタイルを少し底上げしてくれる相棒”という感じだ。
レザーが似合う年齢になったからこそ。
ナイロンやキャンバスの軽やかさもいいけれど、
レザーのボストンには一緒に時間を積み重ねる深さがある。
手入れをすれば長く使えるし、傷さえも表情になる。
ラウンドが終わってバッグを車に積み込むとき、
その革の匂いがふっと心を落ち着かせてくれる。
“ゴルフブランドじゃない”選択。
オールドコーチのボストンを選んだのは、
ゴルフの日だけのバッグにしたくなかったから。
週末の装いとクラブハウスの空気、
そのふたつが交わる場所にしっくりくる。
ゴルフとファッション、その交差点に立つバッグだ。

まとめ
きっとこの先も、理想のバッグ探しは続くだろう。
でも今のところ、これ以上しっくりくるバッグはない。
ゴルフに行く日の支度が、少しだけ楽しくなる。
その小さな変化が、気分を豊かにしてくれる。



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